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09月18日-04号

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  1. 東温市議会 2014-09-18
    09月18日-04号


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    平成26年  9月 定例会(第3回)        平成26年第3回東温市議会定例会会議録 第4号            平成26年9月18日(木曜日)---------------------------------------議事日程 第4号日程第1 会議録署名議員の指名(16番 山内孝二議員、17番 伊藤隆志議員)日程第2 一般質問     渡部伸二議員     大西 勉議員---------------------------------------本日の会議に付した事件 議事日程のとおり---------------------------------------出席議員(16名)  2番 松末博年            3番 丹生谷美雄  4番 山内数延            5番 渡部繁夫  6番 森 眞一            7番 相原眞知子  8番 永井雅敏           10番 渡部伸二 11番 丸山 稔           12番 近藤千枝美 13番 安井浩二           14番 大西 勉 15番 三棟義博           16番 山内孝二 17番 伊藤隆志           18番 佐伯正夫---------------------------------------欠席議員(1名)  9番 酒井克雄---------------------------------------説明のため出席した者の職氏名 市長         高須賀 功  副市長        大西 裕 教育長        菅野邦彦   総務部長       伊賀悌二 市民福祉部長     水田一典   産業建設部長     丹生谷則篤 消防長        大北榮二   会計管理者      池田典弘 教育委員会事務局長  中矢 淳   総務課長       安井重幸 企画財政課長     佃 一彦   税務課長       森  定 社会福祉課長     加藤厚志   保険年金課長     門田千志 健康推進課長     白戸 隆   市民環境課長     池川英信 産業創出課長     永野昌二   農林振興課長農委局長                              堀内 晃 国土調査課長     高木仁志   まちづくり課長    池田裕二 下水道課長      大森忠昭   水道課長       森 知男 学校教育課長     高須賀広一  生涯学習課長     高市圭二 学校給食センター所長 野中 忍   川内支所長      田井淳一 消防次長       野中 環   監査委員       安部修治 監査委員事務局事務局長            菅野尚人---------------------------------------職務のため出席した事務局職員の職氏名 事務局長       青木隆弘   事務局次長      渡部明徳---------------------------------------               午前9時30分開議 ○安井浩二議長  ただいまの出席議員数は、16名であります。 酒井克雄議員から欠席届が出ております。 定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 なお、議会だより等に使用する写真の撮影を許可します。 本日の議事日程につきましては、お手元に配付のとおりであります。 それでは、日程第1、本日の会議録署名議員の指名を行います。 16番 山内孝二議員、17番 伊藤隆志議員、以上の2名を指名いたします。 それでは、日程第2、一般質問を行います。 かねて通告書が提出されておりますので、順次質問を許可します。 なお、質問は登壇の上、簡潔明瞭に願います。 ◆渡部伸二議員  一般質問を行います。 まず最初に、東温市営志津川墓園の管理について質問いたします。 市営墓地の墓参者が出すごみについては、全て各自で持ち帰るように看板などで注意しているところですが、実際には除草ごみや下げ花、瓶、缶、ペットボトルなどが墓地に残され、定期的にシルバー人材センターの方々が処分しているところです。これは、信仰や縁起などの観点から、墓参者がごみの持ち帰りを忌避していることも大きな要因であると思います。 そこで、墓参者に持ち帰ってもらうごみと墓園内の所定のごみ集積所に置いてもらうものを明確にし、分別も行ってもらうことが衛生的かつ現実的ではないでしょうか。 例えば、公益財団法人東京公園協会の「都立霊園使用の手引」によれば、墓参者が持ち帰るものとして、お供え物の果物、菓子、お花を包んだ紙やビニール、墓参の際に持ち込まれた瓶、缶、ペットボトル、弁当殻などとしております。そして一方、所定の場所に置いて帰ってもよいとして、例えば剪定した枝、雑草、下げ花、ごみとして扱ってよいとした卒塔婆が列挙されております。 東温市はどのようにするでしょうか、見解をお聞きします。 次に、以前、平成20年9月定例議会一般質問で、大西佳子議員が、志津川墓園バリアフリー化を質問されています。それに対する当時の保健福祉部長の答弁は、急速な高齢化社会の進展につれ、墓参者に対する高齢者の割合は年々増してくると思われますので、高齢者の利便性や安全性を確保するため、整備が可能かどうか、あらゆる角度から再検討するというものでした。 しかしながら、大西佳子議員の質問から6年が経過した現在、何ら改善されておりません。私自身も、母の死に伴って志津川墓園に墓をしつらえましたが、区画番号3号区の私の墓地に行くためには、急な階段を上るか、またはおりるかしか方法がなく、つまり階段を使わなければ墓地まで行けません。足の悪い高齢の親族は、急な階段の上りおりに大変苦労しました。 このように、同じ使用料、同じ額の永代使用料を支払っているにもかかわらず、一部の墓地は階段という障害物があり、その他の墓地は階段を使わなくても行けるという不平等な構造は、そもそも設計に問題があったと言わねばなりません。高齢社会の今の時代、車椅子で行けるようにスロープも必要ではないでしょうか。行政サービスの平等性の点から、この不平等は解消すべきであると考えますが、見解をお聞きします。 次に、市営墓地申し込み資格は、東温市に本籍または住所を有する者となっております。しかしながら、この条件を満たしているにもかかわらず、東温市は墓園の使用申し込みを許可しなかったケースがあるようです。その経過と認めなかった理由をお尋ねします。 次に、国道11号線から墓園に進入するアクセス道路は、一部が急に狭くなっており、歩行者が危険であるばかりか、お盆の時期にはこの箇所で渋滞が起こったり離合ができません。なぜ、このようないびつな道路の形状を放置しているのか、お聞きします。 次に、墓園内にはトイレが設置されておりますが、老朽化がひどく、改修の必要があるのではないでしょうか。また、これだけ大きな墓園の管理については、本来ならば管理事務所があってもおかしくないと考えますが、それにしても墓園内の除草やごみの管理などについては必ずしも十分とは言えないと思いますが、ご認識をお聞きします。 ◎池川英信市民環境課長  渡部伸二議員志津川墓園の管理について、一般質問にお答えいたします。 1番目、持ち帰ってもらうごみと墓園内処理のごみの明記、告知により分別してもらうよう改善を求めるが見解を問うにお答えをいたします。 当初は、小型焼却炉3炉を設置し、焼却処分を行っていましたが、平成13年4月、廃掃法改正により野焼きが規制されたことから、平成13年度に小型焼却炉を撤去し、ごみの持ち帰りの周知、看板の設置を行っているところです。現在、シキミ等持ち帰りされていないごみについて、月1回程度、委託先であるシルバー人材センターが回収し、クリーンセンター等に持ち込んで処理をしております。 公益財団法人東京公園協会の手引によるごみの減量についての考え方は、東温市も基本的に同じでありますが、都立霊園のように、剪定枝、雑草、下げ花等を所定の場所に置いていただけるものとして認めてしまいますと、相当量のごみの増加が見込まれますことから、現在の方法を継続したいと考えております。 なお、志津川墓園に限らず、区、組、寺等の管理墓地においても、同様にごみの持ち帰り運動が実施されているところでもあります。 次に、2番目の墓地のバリアフリー化について問うにお答えをいたします。 旧重信町のときに、スロープ勾配5%基準による踊り場の設置を条件に、擁壁を残し、通路側に施工する3工法、通路幅員を変えず、擁壁を大幅に改造する1工法の計4工法で検討を行っております。その結果としましては、通路の車両通行の支障が非常に大きい、擁壁の安定性、強度への影響、事業費がかさみ費用対効果が見込めない、スロープの総延長が長くなり、安全性への懸念があるなどから、事業化は難しいとの判断をしておりました。 合併以降も、平成20年9月議会での大西佳子議員一般質問を受けて、スロープの設置の再検討を行いましたが、重信町のときに検討した内容から進展はなく、技術的、費用対効果から見て、事業化は困難であるとの判断をした次第でございます。 傾斜地での墓地造成の場合、全ての区画のバリアフリー化は難しいとも聞いております。階段利用でのアクセスによりご不便をおかけしているところではございますが、ご理解いただきたいと考えております。 なお、墓地を探している方からの問い合わせの対応については、必ず要綱、図面等を渡し、現地も確認をしていただき、ご納得の上で使用申し込みをしていただいているところでございます。 続きまして3点目、墓地申し込み資格を満たすにもかかわらず使用申し込みを許可しなかったケースの事実の有無と、事実の場合、経過と認めなかった理由を問うにお答えをいたします。 墓地の申し込み資格は、議員ご指摘のとおり、東温市に本籍または住所を有する方でございますが、ご質問の条件を満たしているにもかかわらず使用申し込みを許可しなかった事案は確認できませんでした。 なお、身寄りのない方の代理人から墓石を設置したいとの問い合わせがありました際に、志津川墓園は墓地の設置場所を提供するのみであることから、墓石を設置し、永代供養をしてもらえる寺、墓地などを当たられたほうがよいのではとの回答をした例はございます。 続きまして4番目、国道11号から墓園に進入するアクセス道路の一部が狭隘な道路状態であるが、放置している理由を問うにお答えをいたします。 国道11号から102.6メートルの区間については、志津川慈光寺線として市道認定されており、計画幅員4メートルにより整備されております。 この路線は、国道に接続しておりますので、1車線道路を国道に接続させる場合には、国道の交通に支障を及ぼさぬよう、国道との取りつけ部の拡幅が定められております。そのため、国道からの進入路が拡幅されていること、また慈光寺前から曲線部により拡幅されていることから、結果的にご指摘の箇所が狭隘となってみえるのが実情でございます。 続きまして5番目、墓園内の老朽化したトイレの改修について問うにお答えをいたします。 現在、志津川墓園のトイレは、くみ取り式1カ所、浄化槽式2カ所ございますが、くみ取り式トイレは建設後約35年を経過し、老朽化が激しく、議員ご指摘のように、余り利用がされていない状況でございます。衛生上の問題もあり、水洗化も含め、今後、改修を検討していく必要があると考えております。 最後に6番目、墓園内の除草、ごみ、道路等の管理の意識を問うについてお答えをいたします。 墓園内の除草、ごみ、道路の管理については、シルバー人材センターに委託しているところでございますが、年間の管理作業計画により、利用者の多いお盆、お彼岸、年末等、8カ月間については全園の除草、清掃を実施し、利用者の少ない4カ月間で、のり面の草刈りや樹木管理を行っております。 墓地管理費用墓地使用料収入を充てておりますことから、当面は現在の管理方法を継続するとともに、ごみ持ち帰り運動へのご協力の啓発に努めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ◆渡部伸二議員  まず、ごみの問題ですけれども、ご答弁の趣旨は、これまでどおり全てのごみを持ち帰ってもらうというようなことですよね。 ただ、現実を見ていただければと思うんですけれども、持ち帰ってもらうことの啓発は結構なことですが、現実、どうですか。大量のごみが集積されていますよね。この状態を変えないというご答弁なんですよ、今のご答弁というのは。変える必要がない、変えるつもりがないということですよね。 しかし、月に1回、2回のシルバーの方のごみの撤去では間に合わないんじゃないですか。せめて、例えば週に1回とか、ごみをセンターまで持って行ってもらうということですね。それができないのであれば、非常に見苦しい状態が続いておりますので、少なくとも東京都のように、持ち帰ってもらうものと集積所に置くものとを区分けして、その上で墓参者のモラルによって清潔にするというのが本来の筋じゃないでしょうかね。東京都が、あれだけの人口の中で大量のごみを処理しているんですよ。しっかりと分別できているわけですよね。なぜ、東温市ができないんですか。それ、やる気がないということでしょう。 このまま放置したのでは、同じように、ごみは必ず置いて帰る方がいますし、あのむなしい看板の真下に大量にごみが山積みされるということが続きますよ。それを知っていて何も対策しないというのは、私には信じられないことなんですね。再度、内部で検討願います。持ち帰ってもらうものと現場に置いてもらうものとをしっかりと分けて、現実的な対応をしてください。 行政のよくないのは、無謬性、行政は間違っていないんだ、現状を継続するんだ、前例主義、これが行政の最大の欠陥なんですよね。現状に合わせて改善しようとする姿勢を持ってくださいということで、この件については慎重にといいますか、前向きに検討願いたいところです。現場に行ってみればわかりますけれども、大変見苦しい。 それから、バリアフリーの問題なんですけれども、結論から言いましたら、これも費用対効果の問題とかスロープが長くなるとか技術的に難しいとかいうふうなご答弁ありましたけれども、やる気がないということなんですよね、これも。 確かにコストがかかりますので、問題点はあります。しかしながら、同じ50万円から75万円という高額の永代使用料を払いながら、同じ区画の方が、一方では車で行ける、しかしそうでない区画の人は車では行けない、必ず十数段の急な階段を歩くしかない。高齢化が進んでいる中で、高齢者どうするんですか。不平等じゃないんですか。行政サービスというのは、税金払っている以上は同じサービスすべきじゃないんですか。その原則に反しますよね。 これは、設計に問題があったとお考えになりませんか、もともとの。この点、ご答弁願います。当時の重信町の設計の段階で、福祉的な観点がなかった。できるだけ狭いところにできるだけたくさんの墓地を設ける、その観点で設計をしたために、今になって大変な問題が起こっているということですよね。設計ミスじゃないでしょうか。認めますか。 それから、墓園の申し込みを拒否したというケース。1件、答弁にありましたが、この方はT.Iさんといいます。東温市に移り住んで、東温市をついの住みかと決めて、愛する連れ合いとともにこの地で眠りたいと願っていたわけですね。死を覚悟した自分の一番最後の、この世の最後の願いとして志津川墓園に自分の墓を求めたわけですね。ところが、このT.Iさんの最後の願いを、東温市は情け容赦なく断ったんです。 墓地の申し込みを東温市が認めなかった理由は、1つは墓園の使用の申し込みに本人が来なかった、ケアマネジャーが代行した、この点が1つ。それから、彼のお連れ合い老健施設に入っていて、墓地を管理できる者がいなくなるおそれがあったために拒否をしたと、こういうことらしいですね。 しかしながら、墓地の申し込み資格は、住所がある、本籍があるだけじゃないんですか。管理者がいなくなるおそれがあったら拒否するんですか。本人が来なかったら、申し込みに来なかったら拒否するんですか。どこに書いているんですか、それ。募集要項に書いています、そんなことは。一切書いていないですね。本籍、住所がある、これが墓地の購入資格じゃないんですか。なぜ、対応するんですか、そういうでたらめな対応を、窓口で。 本当に永代の管理者が必要ならば、募集要項の中で明記すべきですよ。あなたが死後、永代管理ができることを誓約しますという誓約書を書くように言ってください、資格に設けてください。その資格についての規定がないまま窓口で拒否をするというのは、あっていいんですか。この点、どうお考えですか、ご答弁願います。 それから、今後は、ひとりの方、独居の方がふえていきますよね。じゃ、ひとり者は墓地の申し込みができないんですか。今後も拒否するんですか、こうやって。お連れ合いが亡くなることありますよ。親族でさえも亡くなっていく。場合によっては、身内の者、家族も、墓地は購入したけれども、親が墓地に入ったけれども、一切管理をしないという家族もいますよ。そういう場合、どうするんですか。さまざまなケースがあるわけですね。 したがって、少なくともこういった墓地の申し込み資格は、住所がある、本籍があるというこの1点で認めるべきなんですよ。管理のことを言い出したら、さまざまなケースが入ってくる。しかし、その管理は、委託をして、シルバーの方々が少なくとも清掃はしているわけでしょう。永代管理料を預かっているようなものですから、市は。 したがって、管理の点を問題にするんだったら規定を変える必要がある。どちらかですね。この点、答弁願います。 それから、アクセス道路なんですけれども、ご答弁では、そういう現状にあることだけを認めましたよね。この道路を、問題があるとお考えではないんですか。あれだけいびつな構造をしている。ほんの何メートルかを購入すれば、非常にきれいな道路できますよね、Y字状の道路が。なぜ、それをしなかったんですか。少なくともあの土地は、購入することは容易にできるはずの土地ですよね。ほとんど休耕田ですから、しかもごく一角ですから、それ、してくださいよ。 安全な道路をつくってください。お盆の時期、渋滞しているんですよ、あそこは。危険なんです。それがわかっていながら何もしないんですか、あなた方は。もう一度、答弁願います。 以上、お願いします。 ◎池川英信市民環境課長  まず、1点目のごみのことなんですが、市としましては、一応持ち帰り運動の原則は、当然、市だけでなく、ほかの管理墓地についてもそういう取り組みが進められておりますので、原則としては、もう今のやり方を継続していくいう方針でございます。その結果で、ある程度のごみの減量化が図られているという認識でありますので、やり方につきましては現状のままでいきたいと考えております。 それと、2点目のバリアフリーなんですが、議員ご指摘のことは重々わかるわけなんですけれども、技術的になかなかスロープをつけるいうんが難しいいうことと、あと、基準どおりスロープをつけますと、約六十数メートルのスロープ延長になりますので、割合長距離を歩いていただくようなことにもなります。それで、現実的には、もう施工自体が、墓石も立っておりますので、事実上無理ではないかいうような結論で、スロープ化については、事実上できないと判断をしているところでございます。 確かに、アクセスの条件が違うことで公平性は保たれていないと言えるのは言えるんですけれども、もう納得の上で、現地を見ていただいた上で申し込みをしていただくいうことでご理解いただいたらと考えております。 あと、申し込みの件なんですが、ご指摘の案件につきましては、正式な申し込みということではなくて、代理人の方のご相談いうようなことでお受けしたいう記録が残っておりまして、墓地を設置していただいて、将来的に、ちょうど墓地の前の通路部分の草引きとかは墓地の管理者にもご協力いただくいうことでしておるんですけれども、当然、今後、身寄りのない方とかふえてくることが予想されますし、墓地のあり方、埋葬の仕方等についても、社会情勢もいろいろ変わってくるかと思います。 志津川墓園のほうにつきましては、無縁墓の納骨室を設置しておりまして、こちらのほうは、今現在、3基、納骨しております。こちらのほうは、社会福祉課から要請があれば、うちのほう、市民環境課が立会して納骨するいうような形をしております。 それで、実際に申請が、書類として正式に申請があれば、そこら辺はもう確認のしようがありませんので、当然受け付けするいうふうなことになろうかと思います。 以上です。 ◎池田裕二まちづくり課長  アクセス道路の件について、私のほうからお答えさせていただきます。 この道路といいますのが、今から三十五、六年前、昭和53年ごろのこの墓地の一期工事のころに整備されたということで聞いておりますが、そのときに、なぜもっと広く購入しなかったかという事情については承知しておりませんが、担当課としましては、この時代、三十五、六年前に4メートルの道路で整備するということで、通常のアクセス道路で整備されたものと認識しております。 ただ、今お尋ねのあった狭隘の箇所でございますが、現在のところ、日常的な渋滞ということではございませんので、現在のところ、用地買収による購入ということは考えておりません。 ただ、事実、そういうお盆の時期にそういう渋滞が発生して危険なということがございますので、例えばその狭隘箇所、7メートル程度ございますが、その箇所の水路の暗渠化等によって道路幅員を多少広げるということは可能になりますので、そういうことをすれば、多少なりとも改善できるのではないかというようなことを考えております。 以上です。 ◆渡部伸二議員  まず、ごみの問題ですけれども、持ち帰り運動の継続ということなんですけれども、これまでも継続してきましたよね。それで、幾つかの地点にはその看板、持ち帰り運動の看板がありますよね。それで、ごみは少なくなった、効果があったとおっしゃったんですけれども、いつ行ってもごみがたまっているんですよね。空き缶、空き瓶、たくさんの除草のごみ、これ見苦しくないですか。そういう現実を見れば、今のやり方を踏襲するのは問題があると我々市民は思います。 東京都のような形で、持ち帰るものと現場に置くものとを分けたほうが、はるかに合理的であると私は思いますね。 墓石をつくる石材屋さんも、ここはいつ来てもごみが多いなと、これだけ立派な墓地なのにどうしたんかやということはおっしゃいますよね。シルバーの方がいても、月に1回では、なかなか除草したものを、ごみを処分できないんですよね。せめて週1回できないものですかね。今、年間の委託費が160万円ですかね。160万円の清掃管理委託費で、月1回ないし2回行っているようですが、ごみ処理が追いついていない状態ですね。それ、今現在の持ち帰り運動をしている中でそうなんですよ。 これをさらに続けるというのは、どこに意味があるんですか。現状を変えようという意思を持たないんですか。私は不思議でしょうがないですね。 それから、次の問題ですが、答弁をしていただけませんね。これは設計ミスではないかと私聞きましたよね。少なくとも、高齢化、福祉的意味車椅子使用の方々が来るかもわからない、親族は年々高齢化する、墓参の際には苦労するだろうということで、当初からスロープを設ける、車が横づけできるような設計をしなかったんですね。それは設計ミスだとお考えになりませんか。この点、答弁してください、はっきりと。 それから、今、驚くべき答弁があったんですね。T.Iさんの件なんですけれども、今の答弁ではT.Iさんからは正式な申し込みがなかったとおっしゃいましたよね。とんでもない話ですよね。 本人が歩けないから、ケアマネジャーが代行して窓口へ行った。職員から話をされたことは、これでは認められない、住所があるけれども、お連れ合いが入院していらっしゃる、行く行くは管理する者がいなくなる、本人も来ていない、そういう理由を挙げられてしまって拒否されたんですよ。正式な申し込みをする前に門前払いされたんでしょう。それを、正式な申し込みがなかった。ふざけるなということですよ。受け入れなかったんでしょうが。もう一回、正確な答弁してください。 それから、アクセス道路なんですけれども、普通車2台が離合できますか、あの道、あの狭いところで離合できますか。今の時代に、離合できない道があっていいんですか。お盆の時期に走ってみましたか。そこに通行者がいたら大変ですよ。 私は、お盆の時期、何度も経験しましたよ。何でこんなことを行政が放置したままにするのかと不思議でしょうがない。もう一回答弁してください。 ◎池川英信市民環境課長  まず、1点目のごみの処理なんですけれども、シルバーのほうに委託はしているんですけれども、回収の頻度をふやすいうようなことで検討はしたいと考えております。 あと、2点目のバリアフリー化、当初の設計ミスではないかというようなご指摘でございますが、割合傾斜地でもございまして、当然造成のための擁壁、通路の設置等で、その中で墓地の使用に供せる面積が確定されまして、そこで効率的に区画を割っていくいうのが、当然、取れる区画数によって使用料にはね返ってまいりますので、地形的に当然バリアフリー化いうことも検討したんだとは思うんですけれども、設計には反映できなかったいうふうに聞いておりますので、設計のミスと言われても、その辺はミスではないというふうに考えておるわけなんです。 それで、3点目なんですが、申し込みについて拒否したというようなこと、ご指摘なんですが、当初お問い合わせのあった、代理人からのお問い合わせでは、墓石を設置して、無縁になった段階で撤去していただいても構わないいうようなことではあったんですが、市の規定上、そういうことを想定しておりませんでしたので、ほかの永代供養していただける、ほかを当たられたほうがいいのではないかというようなことで回答を申し上げたところでございます。 以上です。 ◎池田裕二まちづくり課長  現在の道路、狭隘部分については4メートルになっております。 先ほど申し上げましたが、オープンになっております水路を、両側にございますので、両方暗渠化しますと、全体で4メートル60ぐらいの幅員がとれると思いますので、それで普通車の離合は可能になるかと思います。 なお、歩行者が通られる場合については、前後が広くなっておりますので、車で通行される方もそのあたり譲り合って、限られた時期の時間になりますので、そのあたり、皆様にもご協力いただいたらと思います。 以上です。 ◆渡部伸二議員  道路の件については、かたくなに拡幅しようとはしないわけですね。何があるんですかね。私が職員だったら、大変な問題だとしてきれいな道路をつくりますけれどもね。大したお金要らないと思いますよ。まあ、しょうがないでしょう。 それから、設計の問題なんですが、これ行政サービスの平等性の点から、こういった形で不平等が生じるというのは、それは設計の失敗ですね。設計のミスですね。それ、ミスとは認めませんけれども、現実は行政サービスの平等性の点から問題があるとはおっしゃるんですけれども、その辺が職員だな、役人だなと思いますね。現状を直視しないんですよ。 それから、市の規定上、想定していなかった、これはT.Iさんのケースですけれども、想定していなかったのでほかを当たれと追い返したと、こういう答弁なんですよ。私は、そういうやり方が信じられませんね。驚きました。 次の質問いきます。時間の関係ですが、ちょっと急ぎます。 行政からの災害情報を携帯端末に送信するシステムについてお聞きします。 危機管理室が市民に配布したチラシに、いざというときの災害に備えてというのがありますね。この中で、とうおんメール、緊急速報メールが情報伝達の手段として紹介されていますが、これらの運用方法、登録者、利用者の数、発信の、これまでの直近の、ここ数年の件数についてお聞きします。 私自身は、とうおんメールにつきましては情報を受け取っていませんが、市民には告知されているのかどうかもあわせて。 ◎安井重幸総務課長  渡部伸二議員の行政からの災害情報を携帯端末に送信するシステムをの2番、とうおんメール、緊急速報メールの運用方法、登録者、利用者数、発信件数と市民への告知状況を問うにお答えをいたします。 まず初めに、とうおんメールは、あらかじめ登録をしていただいた方の携帯電話やパソコンに行政情報や防災情報をメールでお知らせするサービスで、昨年7月に運用を開始したものでございます。 ことし8月末での実登録者数は482名で、合計244回、月平均17回程度配信されており、そのうち気象警報等は昨年7月に4回、9月に4回、ことし8月には8回配信されております。 次に、緊急速報メールでございますが、携帯電話会社のうち、ドコモは平成24年1月から、KDDIとソフトバンクは平成24年4月から運用を開始しております。 内容は、市内にある3社の携帯電話等に気象庁が配信する緊急地震速報や市が配信する災害情報や避難情報などのメッセージを、非常時の回線混雑などの影響を受けずに、東温市内に一斉配信するサービスでございます。いずれも、事前の申し込みやメールアドレスの登録は不要で、月額使用料のほか、通信料も含め一切無料で、どなたでも受信できるものでございます。 これまでの実績といたしましては、緊急地震速報では、昨年8月8日、和歌山県北部を震源とする地震、またことし3月14日、伊予灘を震源とする地震でも配信されております。 東温市からは、平成24年11月18日と平成25年10月20日の2回、それぞれ総合防災訓練の開始に合わせてテスト配信を行っております。このテスト配信の後に、一部の方から受信できなかったがなぜかというお問い合わせをいただきましたが、緊急速報メールは、配信時に東温市外あるいは電波状態の悪い場所にいらっしゃる場合には受信することができません。また、携帯電話等がメール配信に対応していない場合や配信メールを受信しない設定になっている場合もございますので、設定の確認等につきましてもあわせて周知を行ってまいりたいと考えております。 以上でございます。 ◆渡部伸二議員  とうおんメールなんですけれども、ことしの8月時点で482人ということですね、登録者が。非常に少ないように思いますが、この少ない理由というのは、登録があるということが周知していないと、情報が提供されていないということなんでしょうけれども、とうおんメールと緊急速報メールを比べましたら、市からの情報は、はるかにとうおんメールのほうが質が高く、回数も多いということで言えるんでしょうか。 だとしたら、482人の登録者を、できれば、今ほとんどの方が携帯を持っておりますので、ほとんどの市民に向けて発信できるとうおんメールのほうを、さらに登録者数を強化すると、ふやすということは大事ですよね。この点、取り組み、どうですか。 ◎安井重幸総務課長  議員のご指摘のとおり、482人という数につきましては、十分ではないと考えておりますので、今後またホームページ、広報等、あらゆる機会を通じまして登録者の増加に努めてまいりたいと思います。 ただ、緊急速報メールにつきましては、気象庁からの情報等を直接配信するものでございますので、こちらはこちらとして、携帯電話をお持ちの方には全員送信がされるということでございますので、別の系統として考えてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ◆渡部伸二議員  では、次の質問に移ります。 3つ目、松枯れ対策と称する農薬の地上散布の後、虫の死骸の拾い取り調査を、本市の依頼により、松山東雲短期大学の芝実氏が行いました。その報告書が提出されましたので、その報告書に基づいて質問いたします。 松枯れ農薬散布の効果は、マツノマダラカミキリムシ以外の昆虫等の死骸があるだけで、確認できるだけで、松枯れへの効果があったと言えるのかどうか。この点につきましては、芝実氏は、マツノマダラカミキリの死骸がなくても松枯れへの効果はわかるんだというふうな立場からこのレポートを書いておりますので、お聞きします。 それから、芝氏がこのように書いています。 完全に松枯れを阻止できないのは、散布前に早期に飛来したカミキリによってザイセンチュウに感染させられた、あるいは農薬がカミキリにうまく届かなかったことにより打ち漏らしが起きるのだと見解を示しておりますが、この指摘に対する市の見解をお聞きします。 次に、芝氏が、マツノマダラカミキリは、上昇気流に乗って谷沿いに飛来することで長距離の分散が可能なんだろうと見解を示していますね。この点は、マツノマダラカミキリの生態から見て合理的かどうか、お聞きします。 次に、農薬散布後にマツノマダラカミキリの死骸が全くなかったわけですが、つまりもともとターゲットのカミキリムシが存在していなかったというのが常識的見方ではないでしょうか、お聞きします。 そして、今後の松枯れ対策においては、生理的に酸性雨とか大気汚染に敏感な弱い松に依存しないで、多様な樹種を選ぶべきと考えております。例えば、川内公園などでは、松ではなくて、秋に紅葉するような在来樹種への転換を求めますが、見解を求めます。 ◎堀内晃農林振興課長農委局長  農薬地上散布後の調査結果と今後の対策についてお答えいたします。 まず、松枯れ、農薬散布の効果につきましてですが、報告書のとおり、塩ヶ森で散布された薬剤は、極めて小さいマイクロカプセルで包まれており、ウバタムシの死骸を発見することでその成果が確認でき、松枯れの原因となるカミキリの拡散を防止する効果的な駆除法が実施されたと判断しております。 次に、環境調査をお願いした芝実先生のご指摘についてでございますが、散布区域外の枯れた松から散布前に飛来し、松の幹に産卵、センチュウを感染することは十分に考えられます。また、散布の際に、葉の裏や草木の陰など十分に散布されていない松の部位があり、そこからカミキリが産卵もしくはふ化した後、飛散したものと思われます。 次に、マツノマダラカミキリの分散に関してですが、虫の羽ばたきによる1回の飛行距離は短いものですが、その個体は軽量であり、羽により大きな浮力が得られ、風に乗って遠い距離を飛行することができ、正しいと考えております。 次に、散布後、マツノマダラカミキリの死骸が全くないことに関してですが、マツノマダラカミキリが健全な松に拡散しないよう、ふ化し、飛来する前に薬剤を散布していることから、散布直後、他の虫に比べ死骸を確認することは少ないと考えられます。 毎年、松林で伐倒駆除を行っており、枯れた松を県がサンプルとして持ち帰り、林業研究センターで観察したところ、昨年、カミキリの発生を確認していることから、マツノマダラカミキリが存在していると認識しています。 最後に、今後の松枯れ対策ですが、松は愛媛県の木として指定されている在来樹種でありますので、川内公園及び塩ヶ森ふるさと公園においても、他の在来樹種への早期な転換は行わず、日本の原風景として松林を保全していきたいと考えております。 以上です。 ◆渡部伸二議員  カミキリの拡散に農薬の散布、効果があるとおっしゃいましたよね。この農薬散布の目的は何ですか。マツノマダラカミキリムシを殺すためにまいているんじゃないんですか。その死骸をもって農薬の効果を確認するんじゃないんでしょうか。カミキリムシ、つまりターゲットが確認できないのに農薬散布の効果があるというのは、おかしなことですよね。 しばしば、農薬を散布する前に、松林にカミキリムシが入ってきて食害をしたとおっしゃいますよね。ということは、5月の末か6月の頭なんですけれども、もっと早い時期に農薬散布をすればいいということになりますよね。時期を早めればいい、散布の時期を。それでクリアできますね。 その次に、薬剤がカミキリにうまく届かなかったことにより打ち漏らしが起きると。しかしながら、松の葉っぱというのは針状ですよ。1回農薬まけば、広葉樹じゃないですから葉の裏側ということはあり得ないです、届かないというのはあり得ないですね。一般的にそうでしょう。 ですから、松にカミキリがいなかったから薬剤をまいても死骸が確認できなかったというのが、本来の一般的な私たちの見方じゃないでしょうかね。 それから、カミキリが風に乗って遠くへ拡散するとおっしゃいましたけれども、カミキリは、飛行距離は少なくとも数百メートルから、場合によっては2キロ、風がなくても飛ぶ能力はあるとされていますよね。上昇気流を使うというのは、普通タカとかの猛禽類が上空で旋回をしますね。あれは上昇気流を使っています。しかし、そういうことをカミキリがすれば捕食されます、昆虫ですからね。そういうことは恐らくしないでしょう。自力で2キロは飛べるんですから、ですからこの見解も非常におかしいですね。 それから、松はどうして枯れるのかと。カミキリムシがいないのにザイセンチュウが存在するとすれば、それは土壌伝播、根と根が土の中で接触していますから、そこからザイセンチュウが次々と伝播をしていく。その証拠に、1本の松が枯れますと、同心円状に枯れが広がっていくんですね。ということは、根が接触しているから、どうしてもザイセンチュウは伝播するということじゃないでしょうかね。 したがいまして、地中伝播ということが今は研究者の間で指摘されているわけですね。したがって、農薬散布を幾らしても枯れはとまらないということです。 それで、酸性雨とかばいじんに松は弱い。弱いのはなぜかといいましたら、松の気孔がタコつぼのような構造です。したがって、その気孔の中にばいじんが詰まることによって窒息をする、でん粉を合成できない、光合成が阻害されるということで松は弱っていきます。それぐらい、松というのは見かけとは違ってデリケートなものなんですよね。 したがって、特に今、酸性雨の問題とかPM2.5、大陸からのばいじん、ばい煙が届いていることがありますので、松は枯れることはこれから避けられないと思いますね。 では、延々と農薬をまくのかといったら、そんなばかなことを行政は今しているわけですね、国が主導で。国が主導だから、あなた方自治体の職員は親方日の丸でやっていられるんですよね。現場を見ないんです。 今回、拾い取り調査のために、私は10年間、議会で調査をせよと言い続けてきましたが、10年目にしていただけましたよね。結果、カミキリムシは1匹も存在しなかったわけですね。これが現実です。 時間がないので、次の質問にいきます。 市が管理する公共施設における農薬散布について、まず屋内散布についてですが、市役所で屋内散布をしていますが、防除対象である衛生害虫の生息調査は行っていますか。 有機リン系の農薬を使っておりますが、その残効性が少なくとも2週間以上あると考えますが、市役所の中で農薬散布しておりますよね。この議場もフロアもエレベーターホールも、全部農薬まいているらしいですね。 市役所への訪問者、それから職員の健康とか安全面について、どのように配慮、考慮したんでしょうか、しているんでしょうか、お聞きします。 それから、有機リン系の薬剤というのは、ピレスロイド系の農薬と比べて毒性が高いと言われていますよね。現在では、有機リンは余り使われていない、使われない方向にありますが、有機リン系の農薬について、屋内、屋外とも使っているわけなんですけれども、少なくとも、より安全性の高い農薬に変えるべきじゃないでしょうか、まくんだったらですよ。私は、まかないほうがいいと思いますけれども、この点、いかがでしょうか。 それから、農薬散布を庁舎と学校にまく場合、土日に行っているから、市役所の利用者に対して告知していないというふうにおっしゃっているんですよね。しかしながら、農薬の成分というのは、まいた翌日、つまり日曜日にまいて、その翌日の月曜日には農薬の効果が、毒性がなくなるんでしょうか。なくなりませんよね。少なくとも2週間以上続くんやないんですか。 しかし、それを知らない市民は市役所に入ってくるわけですね。では、化学物質過敏症があるような子供さん、どうなります、アトピーがあったりしますよね。農薬の影響を受けますよ、間違いなく。そういう方々の考慮をしているんですか。 したがって、市役所の場合も、2週間程度は農薬まいていますよということを告知してください、看板出してください、注意してください、皆さんに。 それから、市庁舎内でまいた場合に、その農薬の空気中の残留濃度、確認していますか、チェックしていますか、この点。 それから、給湯室もスミチオン、農薬まいていますよね。食器は隔離していますか。 それから、屋外の農薬散布ですけれども、小学校、幼稚園、全て農薬散布していますが、あらかじめ病害虫の発生を確認した上で、生息調査をした上で農薬まいていますか。いただいた書類を見ますと、漫然とまいていますよね。1つの木に害虫が発生した。全部まきます。校内、例えば校内全部の樹木に農薬散布していますよね。これは、農水省の通知から見て、違反ではないですか。この点、お聞きします。 それから、小学校も含めて、農薬散布をする場合に、学校の場合でしたら、子供さん、児童・生徒に口頭で伝えているだけですよね。しかしながら、文書で保護者に事前に知らせるべきです。この点、なぜしていないんでしょうか。ぜひ、していただきたい。 それから次に、一番重要なんですが、西東京市の資料を事前に添付しましたよね。その中で、西東京市は、害虫の防除方法の基本方針、定めていますよね。こういった方針のもとに、安全性が高い措置をしていますね。この点、ぜひ学んでいただきたい、同じような防除方針を出していただきたい。この点、いかがでしょうか、お願いします。 ◎安井重幸総務課長  それでは、渡部伸二議員の、市が管理する施設の農薬散布について、私のほうから屋内散布と屋外散布の1番、2番について回答させていただきます。 まず、屋内散布のほうからまいります。 1番、防除対象である衛生害虫の生息調査の実施について問うにお答えをいたします。 市役所庁舎内の害虫駆除に関しましては、業者と市庁舎清掃及び建築物環境衛生管理委託業務を締結し、執務室、廊下、給湯室、トイレなどの床を対象として、年間2回、薬剤散布を実施いたしております。 衛生害虫の生息調査につきましては、委託業者が給湯室等で消息調査用紙を設置いたしておりますが、本年度は現在のところ病害虫の発生はございません。 次に2番目、有機リン系薬剤の残効性から、市役所訪問者、職員の健康、安全性についての配慮を問う、及び3番、有機リン系農薬を屋内、屋外ともに使用すべきでないと考えるが、見解を問うにお答えいたします。 現在、トイレ、給湯室への薬剤散布は、有機リン系薬剤のフェニトロチオン乳剤を使用いたしております。散布に際しましては、残効期間を考慮し、人体に触れない排水溝のみへの散布とし、人体への影響が最小限になるように配慮いたしております。 なお、害虫の発生が今後も認められない場合は、薬剤の使用を見合わせるとともに、害虫が発生した場合におきましても、屋内、屋外を問わず、有機リン系以外の薬剤への切りかえも検討してまいります。 次に4番、薬剤散布の数日前から散布後2週間程度は散布告知を行うべきと考えるが、見解を問うにお答えいたします。 散布告知につきましては、現在、実施いたしておりませんが、今後、来庁される皆様の安全性を向上させる観点からも、庁舎玄関等に散布告知の表示を行うなど、来庁者への周知を行ってまいります。 次に5番目、薬剤散布後の空気中の残留調査の実施について問うにお答えいたします。 薬剤散布後の空気中の残留調査につきましては、現在、実施しておりませんので、今後、実施に向け、検討を行ってまいります。 6番、給湯室もスミチオンを散布しているが、食器等を隔離しているかについて問うにお答えをいたします。 今後、害虫の発生等が確認され、給湯室への薬剤散布の必要性が生じた場合には、食器の隔離や養生シートの使用により安全対策を行ってまいります。 続きまして、屋外散布の1番、2番についてお答えいたします。 まず1番、植栽への散布に際し、病害虫の発生、生息調査を行った上で実施しているかを問うでございますが、まず市役所庁舎の植栽害虫駆除に関しましては、業者と庁舎植栽管理委託業務を締結し、年2回、委託管理業者が害虫駆除を実施しております。実施に際しましては、周辺住宅へ薬剤散布の通知文を配布し、協力を依頼するほか、周辺道路へも周知用文書を掲示するなど、散布告知に努めております。 次に、まちづくり課所管の公園及び市道の街路樹につきましては、平成25年度は植栽管理業者が病害虫の発生を確認し、市へ病害虫の発生と散布の日程を報告後、実施いたしております。 今年度は、植栽管理業者だけでなく、職員の公園巡回時にも病害虫発生の確認を実施しており、発生が確認された場合は、必ず職員が現地を確認し、やむを得ず散布が必要な場合は、予告看板及び作業看板の設置、散布区域内への立ち入り禁止措置などを実施するよう、植栽管理業者に指示を行っております。また、できる限り職員の立ち会いも実施しております。 街路樹は、低木のみ散布を計画しておりますが、病害虫の発生がないため未実施でございます。 次に、農林振興課所管の公共施設内の植栽への農薬散布につきましては、病害虫の発生を確認した場合のみ散布を行っております。また、いずれの施設でも、生息調査については実施いたしておりません。 今後は、市が管理する施設の農薬使用につきましては、農林水産省通知の趣旨を踏まえ、農薬使用の目的、散布日時、使用農薬の種類及び農薬使用者等の連絡先を十分な時間的余裕を持って幅広く周知し、安全対策等に努めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ◎高須賀広一学校教育課長  渡部伸二議員ご質問の屋外散布についての学校関係についてお答えをいたします。 最初に、東温市立の学校、幼稚園施設の農薬散布に関しましては、敷地内にある植栽の病害虫駆除のため、年間4回、土曜日、日曜日の休日に実施しております。 現在、ほとんどの学校、幼稚園では、子供たちに対して事前に口頭による注意喚起を行い、保護者に対しては文書によるお知らせは行っておりません。 今後は、農薬散布について、保護者や学校施設開放を利用される市民の方にご留意いただく意味から、学校連絡メール等や学校だより、学校ホームページ、また幼稚園の掲示板等を通じてお知らせすることといたします。 次に、川内中学校、北吉井幼稚園の周辺住民へ配布する周知文書についてでございますが、川内中学校、北吉井幼稚園及び北吉井小学校におきましては、学校敷地が周辺の住宅と近接しているため、文書による周知を行い、ご理解をいただいております。 周知範囲でございますが、川内中学校は隣接する12軒、近隣にアパート等があります北吉井幼稚園、北吉井小学校につきましては、それぞれ80軒及び280軒、文書を配布しております。 なお、案内文書につきましては、後ほど提出いたします。 以上でございます。 ◆渡部伸二議員  終わります。
    安井浩二議長  ここで10分間休憩いたします。               午前10時36分休憩               午前10時45分再開 ○安井浩二議長  再開いたします。 一般質問を続けます。 ◆大西勉議員  大西でございます。一般質問を始めます。 まずもって、執行者に申し上げますが、質問の趣旨は変わりませんが、内容は若干の修正があります。また、再質問の用意がありますので、ご承知おきください。 また、私は事実を述べておりますけれども、この質問の内容に差しさわりがあり、また異議のある方は、質問終了後、お申し出ください。どのような形でも対応をいたします。 まず1番、議会及び議員のあり方が行政に与える影響について。 老人会人事に介入をしたこと。執行者との唯一の懇親の場を奪ったこと。議員が行政に口ききをし、あっせん利得の疑惑のあること。チェックする側とされる側の併任は矛盾であること、例えば補助金団体の理事長をしていること、1人は辞表を出したが、もう1人は商工会の役員をいまだに併任しているということ。監査する側が監査される側にあるということ。 また、全員協議会をしないこと。議長や副議長、監査委員が研修に行っても報告の1つもないこと。最近では、野外活動研修施設なめがわ清流の森の落成セレモニーのとき、地元の代表や来賓、市長らが挨拶をしているのにもかかわらず、ある議員が最初から最後まで席に座ることなくカメラのファインダーをのぞいていたが、何人もが同じような行動をすればどうなるだろうか。かくいう私も、市長の挨拶のときには、記念に1枚とデジカメのシャッターを切りましたが、厳粛なセレモニーをないがしろにするなと言いたい。議長とすれば、外で起こったことだから関係ないと言うだろうが、議員活動であることを忘れていけない。 また、議会改革特別委員会であるが、平成23年から今日まで38回の会議を開き、うち24回は倫理条例の審議である。これだけの回数を重ねて結論の出ないのは、ギネスものではないかと思う。他市を見れば、秋田県横手市議会は、平成25年3月に特別委員会を設置、同年9月定例会において可決。兵庫県姫路市議会、平成23年5月特別委員会設置、翌年6月定例会で可決。愛知県大府市、23年6月特別委員会設置、翌年6月定例会において可決。愛媛県では、四国中央市議会、平成22年6月、特別委員会設置、同年12月に定例会にて可決。もっとたくさんありますが、ネットで調べたらわかりますが、条例制定まで、短くて6カ月、長くても1年というところである。当該議会の議長、委員長のリーダーシップのもと、実りある議論を重ねた結果であろう。 議会改革の最大テーマであった議員定数削減と何度も研修に行った議会基本条例は、議論の対象にもならない。それらの案件は、議決こそしていないが、佐伯議長の時代に既にでき上がっておるのであります。私たちは、屋に屋を架すような無駄なことをせず、その条例案を上程すればよいではないかと言ったのだが、聞く耳を持たず、特別委員会をつくり、ネットのデータをもって繰ったり引いたり無駄な時を費やし、あまつさえ内容の整わない市民アンケートを行い、血税を投入したのである。 さらに、議論すべき議員に対して、8月に集計された東温市市議会議員の政治倫理条例に関する意見という表題のアンケートをとった。本末転倒、ふぐはんものと言いたいが、法律、条例はもとより、憲法さえも時代の趨勢によって変わっていく。当該倫理条例も、その流れに従い、まずは成文化し、施行することである。誰しも、物をつくるのに、初めから完璧なものはできない。必要に応じて修正すればよいのである。 当該倫理条例にあって修正すべきは第3条の2項であるが、同様の意図をもってつくられた大阪府門真市議会では、「市から活動又は運営に対する補助金、交付金又は助成金の交付、使用料等の減免その他の優遇措置を受けている団体の役員(会長、副会長、理事長、副理事長、理事、監事、会計、事務局長、顧問、相談役及びこれらに準ずる者をいう。ただし、議会推薦による就任を除く。)」に就任してはならないとある。 議会は、案件を議論し、物事を決するところであり、小田原評定をするところではない。小田原評定とは、小田原談合、小田原話などともいう。1590年、豊臣秀吉が北条氏直を相模小田原城に攻めたとき、城内の評定で対策が評議されたが、むなしく時を過ごすのみであったという故事から、一般にいつまでもまとまらない会議、相談を指すようになった。小山田与清の「松屋筆記」に、「北条氏直愚将にして物に決断なく、群臣をして評議せしむれど、空しく座談のみにて、其実に用る事能はず、遂に廃城せり、世にこれをとりて不成の評議を小田原評定と云えり」とあって、江戸時代に広く知られていた。まさにナンセンスのきわみ。北条一族も滅んだが、ビジネスの世界であれば、その会社は必ず倒産し、社長の任命責任と損害責任が問われることだろう。私も、人のふりを見て我がふり直せであるが、自責の念に駆られずとも、あえて言っておく。 ところで、現体制になって、議会のほうですよ、現体制になって、今日まで議会の何が進展し、改革されただろうか。私見でありますが、全てにおいて後退あるものの進展はない。 現議長は、血税から10万円のお手当を与えられる地位がなくなるのもそう遠くはないが、平家物語ですね、「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり」、これで有名な平家物語の巻の第1の中に、「遠く異朝をとぶらへば、秦の趙高、漢の王莽、梁の周伊、唐の禄山、是等は皆、旧主先皇の政にもしたがはず、楽みをきはめ、諫をもおもひいれず、天下のみだれむ事をさとらずして、民間の愁る所をしらざしかば、久しからずして、亡じにし者ども也」とあります。太宰治の「津軽」というエッセーの中に、某所で某たちを指して、「井の中の蛙が大海を知らないような小さな妙な高慢を感じて閉口したのは私だけであろうか」。私も安井議員には閉口するが、恐らく彼は悪い人ではない。「小人罪無し玉を懐いて罪有り」、「玉」というのは議長ということでありますがというところであろう。 しかし、その罪過は重く、はかり知れない。言い上げれば切りもないが、議長はみずからの裁量権を恣意的に行使し、あるいは放棄し、指導せず、いさめず、議論せず、結論を出さず、道理も倫理も理屈も何もないが、ドラッガー流に言えば、議長は組織の成果に責任を持つものである、そのことを強く言っておく。 市民が、議会や議員に求めるところは別のところにある。議会も行政も、それを構成する一人一人が、住民の生命・財産を守り、福祉向上のために、時には車の両輪として、ともに知恵を出し、協力し合い、また時には足らざるを補うべく激論をし、目的を達成するよう努力しなければならない。市民の思いや願いを、地域や団体の意思を実現するよう切磋琢磨するこそ二元代表制の意義がある。 近しい昔、鹿児島県の阿久根市の竹原信一市長が議会を指して、「特権を有する議員の存在を、誰が社会正義・弱者救済の代弁者へと立ち向かわせることができるのでしょうか」と問い、立ったり座ったり屈伸運動をしているだけだと揶揄、中傷したが、今の東温市議会はそのようなことであろう。 行財政改革をせよ、情報公開し、ガラス張りにせよというのは議会側のせりふである。再度申し上げる。議長を初め数名の議員が老人会人事に介入したことと、行政への口ききを行い、利益誘導を図ったことの疑惑の解明、二足のわらじを履く者への倫理的指導、安井議長は良心に従ってけじめをつけなければならない。なさないことは、市民に対する背信である。現状東温市議会は、行政の添え物か付録ぐらいなもので、無用の長物であるとのそしりを免れない。 「よいことをするのに遅いことはない」とは、ドイツの文豪であり政治家でもあったゲーテの言葉だが、今、議会が行うべきは、政局にうつつを抜かすことではなく、全員協議会の復活と各委員会の充実強化を図るべきである。広く会議を興し、民意を反映するような改革を行い、政策を提案すべきである。 例えば、議会事務局は、執行者から予算、人事も含めて独立し、行政に支配されないシンクタンクを持つべきであろう。そうすることによって、議会としての理事者に対するチェック機能や政策立案能力、情報収集の充実強化にもつながるからである。また、請願、陳情の審議は、議員のみならず、専門家や市民と協働して調査、研究、議論するようにすべきである。北海道栗山町議会基本条例第4条の5「町民団体、NPO等と意見交換する場を多様に設けて、議会及び議員の政策能力を強化するとともに、政策提案の拡大を図るものとする」とある。改革とは、このようなことを言うのである。 しかし、言わず、語らず、相談せず、私自身そうあってはならないと自戒を込めて言うが、無気力、無関心、無責任の三無主義に加え、無感動、不作法、無知、無規則と続くのだから始末に負えない。 現状議会では、幾ら二元代表制だ、車の両輪だと胸を張っても詮のないことである。「悪貨は良貨を駆逐する」というグレシャムの法則があるが、東温市議会もその法則に支配され、現状のようなルーチン作業を繰り返すだけの低次元の存在になったのである。本来ならば、市民のためにある議会が、その権能を使うべくもない。ゆえに、現議会を憂い、改革の志を持つ者が中にあって共闘し、外にあってはNPO組織を立ち上げ、民意を反映しようとしているのである。 そこで、お伺いするが、二元代表制の一方、車の両輪の片方がないのに等しい状況だが、住民の生命と財産を守り、住民福祉の向上に日夜粉骨砕身、ご努力なされている市長として、このようなていたらくの議会にあって、行政運営上、支障がないのかどうか、お伺いします。ないとすれば、議会は不要ということになる。あるとすれば、どのようなところにあるのか、具体的にお示しをいただきたい。 次に、NPOと行政の協働によるまちづくりについて。 ある人と議会のことを話していたら、そのようなていたらくであれば、NPO組織をつくればよいと言われ、それからNPOに関するうんちくを始めたのだが、長過ぎるので彼の意見は割愛をします。 住民の一層の福祉の向上を図り、地域の活性化を促進し、行政の足らざるを補い、その目的とするところを実現するために、住民の中からその思いや願いが出てくるような仕組みをつくればよい、まずは任意の団体を設立、仲間を集めて組織化すればよいだろうということで、私は私で市の担当課に相談し、NPOのサポートセンターを教えていただき、事始めのWさんとO君、Y君と私に永井雅敏議員と5人で講習会に行った。 NPOとは、直訳すれば、民間非営利組織ということだそうで、小さな親切運動や各種のボランティア活動の進展したものであるとのこと。以下、ここからは、ネットから引用いたします。なぜ民間かというと、政府や行政の支配に属さないこと、「非営利」とは利益を上げてはいけないという意味ではなく、「利益があがっても構成員に分配しないで、団体の活動目的を達成するための費用に充てること」、「組織」とは、「社会に対して責任ある体制で継続的に存在する人の集まり」であるということと説明できます。利益を得て配当することを目的とする組織である企業に対し、NPOは社会的な使命を達成することを目的とした組織であると言えます。 日本NPOセンターでは、その支援の対象とするNPOを「医療・福祉・環境・文化・芸術・スポーツ・まちづくり・国際協力・交流・人権・平和など、あらゆる分野の市民活動団体等の民間非営利組織で、民間の立場で活動するものであれば、法人格の有無や種類を問わない」と定めております、以上のようなことであります。 ここで論じるのは、任意のNPO組織のことであるが、よく聞くのはNPO法人である。違いの内容は詳しく述べないが、手続が煩雑か簡易か、組織が複雑か単純かほどの違いであることを認識されたらよかろうと思う。グリーンピースや国境なき医師団などのように地球規模のものもあるし、大相撲協会や骨髄バンクも、その形態からNPO法人の範疇に入るとのことである。 私が昔お手伝いをしていた福祉共同作業所は、全てNPO法人格を取得したとのことである。東温市にあっては14法人あり、保健、医療、福祉、まちづくりや環境保全など、その規模や業態は多種多様である。 今回、W氏が代表でNPO東温を設立いたしました、もう既にね。その設立趣旨は、次のようなものである。 東温市は、平成16年9月21日、重信町と川内町が合併し、恵まれた自然環境と県都松山市の至近にある地理的条件から、都市近郊田園都市として発展を続けている。北部に源を発する重信川が市の中央を流れ、潤いあふれる水辺環境に恵まれるとともに、南部の皿ヶ嶺連峰県立自然公園は、東部の霊峰石鎚山系と連なり、豊かな自然と渓谷美に恵まれている。近年では、道路交通網の整備が進む中、松山自動車道川内インターチェンジ周辺への企業の進出や大型ショッピングセンター等が立地され、また最近では愛大医学部周辺の大規模開発など、活気あふれるまちとして躍進している。 しかし、今後、年を追うごとに人口は緩やかに減少し、高齢化が上がることが予測される。 そこで、我がまち東温市が活性化するために、以下の3つの柱をもとに、地域活性化に取り組む決意をして、団体を設立した。 1、里山の活性化対策。 里山は、過疎、高齢化に伴い荒廃が進んでいる反面、先人たちによって培われた伝統文化があり、水や木、食材などの自然資産の宝庫でもある。地域で興す、地域に記入する、他地域で事業化を図るというパターンによって、里山の豊かさを生かすブランドの開発や、再生可能な資源の活用など、地域にマッチした取り組みを行う。 2、まちづくりの提言とボランティア活動の推進。 愛媛大学病院との緊密な連携のもと、災害時における緊急医療体制の確立を図るとともに、障害のある人や高齢者の立場に立ったまちづくりを提言し、市民や行政と協働して行うボランティア活動を実践し、その必要性と重要性を広報、啓発する活動を行う。 3、動物を通しての命の大切さを啓発する。 動物愛護法は、生きている動物のためにつくられたものであるが、死後は一般廃棄物の扱いを受けている。そのため、山や谷に埋めたり川に流すなど、衛生的にも環境面でも問題がある行為が見られる。動物の死後の位置づけを確立するために、動物愛護法の改正を視野に、生き死として生きるものに対する命の大切さを訴える啓発活動を行う。 以上の目的と事業を遂行するために、W氏が代表発起人となり、発起人集会を開催し、NPOの設立を決意した。 その構成員は、高度なマインドを持ち、すぐれたマンパワーと人的ネットワークを持つことが求められる。市のいろいろな地域で、住民に参加してもらい、本音の意見を聞き、直接行政に訴えていく。愛媛県更生保護会の理事長である佐伯正夫氏が推進している社会を明るくする会への参画や、やはり佐伯氏が少子高齢化の一助として主催されている婚活への協力なども行うべきだとの意見も出た。 執行者は、区長会や審議会あるいは陳情・請願などから市民の声を聞き、施策に反映しているが、それと違った感覚で、住民の願いをきめ細かくソフトに反映できるものではないかと思う。 つまりは、公益的観点からNPOと行政と民間との協働を図ることが、安心・安全のまちづくりをより一層進展させることと思うが、市長のご見解をお伺いいたします。 以上。 ◎高須賀功市長  大西勉議員にお答えいたします。 初めに、議会及び議員のあり方が行政に与える影響についてのお尋ねでございます。 現行の地方自治制度における二元代表制のもとでは、議会と執行機関の権限は明確に区分され、相互の牽制作用による調和の上、民主的かつ公正な行政運営の実現が期待されており、議会と執行機関の双方がそれぞれの機能とその分担を尊重し、認め合うという良識ある相互関係を確立することが望まれております。 また、議会には、その機能と責任を遂行するため、地方自治法の規定に基づき、議決権を初め調査権、検査権、監査請求権、意見書提出権、選挙権等の権限が付与されております。また、議会には。それらの権限に基づき、積極的、能動的に政策を立案し、執行機関にこれを実行させる役割・機能に加えて、常に民主的で効率的な、そして公正な行政が行われるよう、執行機関への行政執行を監視する役割・機能を果たすことも求められております。 さて、議員ご質問の議会の現状と行政運営上の支障の有無に対する市の見解でございますが、現在、議会においては、付議事件に対して慎重かつ適正にご審議をいただいており、一般質問におきましても、市政各般にわたり、議員の皆さんからさまざまな問題提起や貴重なご意見、ご提言を賜っておりますことから、住民福祉の向上に向けた行政運営において特段の支障は生じていないと、このように認識しております。 今後とも、議会改革と議会活性化をさらに推進していただき、二元代表制の一翼を担う議会としての権能を十分に発揮していただきたい、このように思っております。 次に、NPOと行政の協働によるまちづくりの推進に関しまして、NPO組織との協働を図ることへのお尋ねでございます。 東温市では、県からの権限移譲によりまして、平成23年4月からNPO法人、民間非営利組織の設立認証に係る事務を行っております。 現在、東温市が所管する東温市内に主たる事務所を置くNPO法人が13団体、また東温市と県内の他自治体に事務所を置く愛媛県所管法人が1団体でございます。 NPO法人は、福祉、保健、医療、環境、産業振興などさまざまな活動を展開しておりまして、東温市におきましても、環境保全計画の策定や地域自立支援協議会の活動を初めイベントの出展など、さまざまな事業にもご協力をいただいております。 今後におきましても、既存のNPO法人との連携を一層強化、充実するとともに、新たなNPO法人の認証につきましても、市民と行政との協働のまちづくりを推進する観点から積極的に支援してまいりたい、このように思っております。 以上であります。 ◆大西勉議員  なかなか答えにくい問題で、予想したようなお答えが戻ってきましたけれども、議会はいなげにいうわけにもなかなかまいりませんし、しかしながら、自分が言っていたようなことが現状ということでありますが、なかなか議会の独立性を保って、それに対しては、市長としてはなかなか言えないといいますかね、これは、市長、ちょっと間違っていることがあるんですね。 市長は、このまちの統括した、親分といったら言葉悪いけれども、そういうことですよ。みんな、市長らのつくった、初めは理事者のつくったことに対して議会もいろいろ考えて、質問したり、いろんなことをやっていって、住民福祉向上のために最終的になるというふうなことでありますけれども、片方の議会がそういうていたらくであったら、これ僕、調べてきたんですよ、恐らくそういう答えが出てくるんじゃないかと。 地方自治法第180の4、相互調整権というのを市長、これ僕、この前も言ったことがあるんですが、確かに制約はされております。地方公共団体の各機関に与えられた権限を考慮してなされなければならない、先ほどおっしゃったとおりですよね。ただ、政治的意味を含めて、意見の具申はできると、ここにあって、つまりは、私、そういうことであっても行政に影響があるのかないのかというふうな質問をしましたが、ないんですよ、片一方どんなに悪かっても、片輪だけでいけるんです。 聖徳太子の時代から、ずっとそういう営々とした流れが今日まで来ておるんですね。レーニンがロシア革命やったですね、ロシア革命を。あのときに、チャイコフスキーのくるみ割り人形、そういうことを国立の演劇上でやっておる。みんな、革命が起こったこと知らなかった。後から皆さんわかったということで、行政というものは、やはり住民生活の根源でありますので、世の中にどんなことが起こっても、それは皆さん方のお力で粛々と行使されておるという。 ただ、その中で、市長に政治的な具申をして、おまえら、しゃんとせんかと言っていただいた、言っていただかなければいかんということはこういうことなんですよ。理由は、先ほど言ったようなことでありますが、政局とかそういうことが優先してしまうため、議案審議とかそれがおろそかになる。一般質問、誰でもやるんですよ。皆さん方が一生懸命考えて、つくられた議案を、議員のいろんな経験とかそういうことを集合した、いろんな角度からそれを質問して、議論すると。そこで、皆さん方がつくった議案がより一層すばらしいものになってくる、それが運用のときに住民福祉の向上に非常に役に立つんだというふうなことであります。 そして、情報の共有ですね。この前も、担当所管が、まちづくり課がクイックに動いてくれましたけれども、例えば崖崩れでも、担当所管とか役場の人が一番最初に発見するわけではない。たまたま、議員がいろんな地元の人の情報からあって言ってきたと、そして担当所管に言う、クイックに動いてくれる、住民が喜ぶ、住民のためになる、三段論法みたいなもんですが、そういうことの意味合いからでも、情報の共有ですね。 それだけじゃないんですよ。今回の議会でも出てきておりましたけれども、不審者情報とか、それで我々もいろんなところへ行って、いろんな人脈がありますが、その人たちからこういう情報が入ったよ、こういう政策が今後できそうだよというのが、やはりその立場、立場によって違うと思うんですね。それを、やはり我々としたら、担当所管に言って、共有していく、そしたら今後の対策もとれる、それが住民のためになるというふうなことなんですね。情報とかいろんなもの、共有ですね、それが二元代表制というものの形のあり方、車の両輪というものの意味合いではないのかなと自分自身は思うわけであります。 今の現状は、そういうことがなかなか、本来は、議会というのは合議制ですから、みんなが相談して、議論して、こういうことを今度はやろうやというふうなことで、議長が率先垂範してやるべきであるのに、そんなことが全くかなわんちゅうことですよ。ですから、つまりは、めぐりめぐって、住民の福祉の向上とか生命・財産を結果的に脅かすぐらいのことになってくると、極論でないですよ、これは、そういうことになるのではないのかなということで、市長に、そんなん、おまえらはおまえらでやれやじゃなしに、市長は市長の権限を持って、やはりしゃんとせいよと言うぐらいのことは、言っていただいても罰は当たらんのではないのかなと、そのように思うわけであります。 そしてまた、もう1つ行政を阻害する場合は、こういうことがありますね。口きき、口ききです。これは、2つの意味合いがありますよ、口ききはね。 1つは、住民の思いや願い、そして団体の意思を、やはり議員が行政とのパイプ役になって伝えていく。これは、きれいな形の議員の仕事ですよね。 ところが、言ってきた本人が第三者への請託、これあっせん利得罪といいます。行政を、これは著しく害をするものであって、これはちょっとお返事をいただきたいんですが、例えばいろんな形の口ききありますよね、口ききが。あれ頼むぞ、ついでにこの業者も頼むぞいうのはいかんのであって、そういう場合は記録制にしたらどうですかね。聞いとりますか、記録制。 これ、ネットから引っ張り出してきたんですが、議員らの行政に対する口ききを記録に残すことで不当な介入に歯どめをかけようと鳥取県などが始め、各地の自治体で導入された。条例や要領、要綱、規則などで定めており、朝日新聞の調査では、導入している自治体は、2007年の記録、古いですけれども、1月末の時点で都道府県と政令指定都市、県庁所在地、東京23区の計119自治体、当時ですね--のうち31自治体、17自治体は贈収賄や入札妨害事件などをきっかけに導入したという。 東温市にあっては、行政部局がしゃんとしておりますので、そういうことは起こり得ないと思いますけれども、転ばぬ先の杖ではないですけれども、やはり今後、そういうふうなことをご検討されてはどうか。これは、ちょっと後でご見解をお伺いいたしたい、このように思います。 NPOの件ですけれども、非常に前向きな答弁をしていただいたということでありまして、現在、発足して何十日もたっていないというようなことでありますが、現在--市長は企業誘致とかそういうのは大好きですよね。一生懸命やっておいでになる。ちょっと間違ったところもあるような気もしますけれども、一生懸命やっておいでる。里山に、中山間ですね、今、荒廃して荒れておるというようなことでありますが、NPOとして、そういうところを何とかしないかんなというて、今現在おるスタッフであちらこちらに声をかけています。 ところが、すばらしい事業体が今度入ってくるのではないかと。どこの地区の、どういうふうな形の事業体であるかというのは、まだ申し上げられません、具体的になっていないからね。最後は、それ、来るようになったから市長頼むよと市長に言ってもろてね、市長に手柄を立ててもらいたいということありますので、そのあたり、また今後ご相談申し上げますので、よろしくお願いいたします。 そして、この前、NPOを通じて来たのが猟友会ですね。北条地区の猟友会の皆さんがおいでまして、これ渡部議員もご存じですよね、おいでまして、中予地区の協議会を立ち上げよう。議会に何で言うてこんのかなと思ったりもするわけでありますが、NPOを通じて言うてきたほうが、そういうところにも行きやすいだろうということで言ってきたと。 現状の問題点であるとか、ジビエを初めとする鳥獣の活用、現在、西予市等々がやっておりますが、これ、前も僕、一般質問しましたが、資料館にするとか、それがためには、助成金も要れば工場も要るというようなことで、金が要るということでありますけれども、具体的になれば、やはりもう少しすれば行政のほうにも具体的にアクションがかかってくるのではないのかなと思うのでありますけれども、そのときにはぜひご協力をお願いしたいなということであります。 今後、そのNPO組織といたしましたら、私らは入れませんよ、そういう理事とかそんなん入りません。我々は、あくまでも下支えということで、今後、頑張っていこうと思っておりますけれども、先ほどの趣旨の中にもありましたように、ゆりかごからまず墓場までのいろんな事項が、その中におる人や組織、いろんな角度から、いろんな要望、要求、提言が出てくると思います。行政といたしましては、ご協力をしていただきたい。議会の中では、なかなかそういうことがかないませんので、議会の中では自民党とか、そういう有志の方にお願いをして、ともに活動していくというふうなことであります。 先ほどのNPOに関することでありますが、これに対する再度のご見解と、先ほど言った、市長の権限はあるんだから、ちょっと行使すればどうかなというふうなところと、口ききの問題ですね、これを記録制度したらどうかというふうなことでありますけれども、この3点、ご答弁願えますか。 ◎高須賀功市長  私のほうから3点言います。 1点目は、市長から議会への、ようわかりませんけれども、おかしかったら是正への勧告とか何かをしたらどうぞというような権限を持ってと、こういうことでございますが。 (「注意、注意」と呼ぶ者あり) 注意をしたらどうか、すみません、失礼しました。 私のところに、今までそういうことは一遍も相談はありません。今、そういうことで、議会のこういう問題が起こるというようなことがありましたが、私のところには今まで、市長10年目ですが、一遍もございません。記憶に余りありません。 そういうことで、またどうしても私が個人的いいますか公的いいますか、ようわかりませんが、違反で、政治的判断にして、間違いない、注意をすることができるいうことであれば、応援はしたい、応援いうか、したい、行動したい、起こしたい、このように思っております。 2番目に、口ききの問題ですが、これは市の職員につきましては、ちょっとフルネーム忘れたんですが、東温市倫理規定をつくって、職員に周知徹底させております。議会からの先生からの相談があったこともチェックしてくださいとか、具体的に言うてあるんですよ、ちょっと手元に持っておりませんから、すみません、そういう質問があるんなら、私、手元に持ってきとるんですが、今、規定も持ってきておりませんが、そこまで注意深く、注意を、一遍昔、かつて東温市にもいろんなことが、不祥事件がございました。私は残念に思っておりますが、それを契機に倫理規定をつくっておりますんで、ご理解いただいたらと思います。 議会のほうでもそういうことを、議会はつくっとんですかね、すみません、市のほうは、つくっておりますんで。 (何事か呼ぶ者あり) 3番目の企業誘致で、いろいろあったかもわかりませんが、里山の活性化、これは私はどぶろくとかつくったりいろいろ、中山間の活性化をどうするかということで、いろんな努力をしておりますが、一朝一夕にはいきません。全国的にもこれは大きな問題だ、このように思っております。 幸いにして、大西議員がそういうふうなNPO法人を立ち上げて、中山間の活性化のために一生懸命頑張るぞと、私も大いに賛成するところがございますので、いろいろ私の今までのノウハウあるいは知恵、人脈使って応援したい、このように思っておりますので、ご理解のほどよろしくお願いします。 以上です。 ◆大西勉議員  なかなか積極的なご答弁ということで何よりです。 相談がない、こういうことやからこういうふうにしてくれやというような相談がないというようなことでありましたけれども、今までうまいこといっとったんですよね、何年か前までは。今は、ぐちゃぐちゃになっとるから、やられればどうかと。 これは、先ほど言ったように、法的に明確にうたわれとる権限ではなくで、いわゆる行政指導ですか、政治的配慮、そういうふうなことでありますし、また人間として、やはり先ほど言ったように、片一方がいかなんだら、なかなか住民の福祉の向上にはつながらないと、両方が一体になって初めてそういうことができてくるんだというふうなことでありますけれどもね。 そして、口ききの問題ですが、中で倫理規定とかそういうふうなことがあって非常に安心もいたしましたし、やはり議会の、先ほど言いましたように、繰り返しますけれども、38回やって、24回やって何も固まらんというのは、こんな非常識なことはないので、それで反省しとるかどうか、私もわかりませんけれども、やはり今の行政の中のことで、皆さんも、議会のほうも気がついたのではないのかなと思うので、今後、やめるのか進めるのか、私もどうもわかりませんけれども、またそういう面ではご指導を賜りたい。 そして、NPOですかね。NPOは、先ほど言ったように、市長も里山の会、全国的には、今度、石破さんですかね、石破さんが地方再生の大臣になられて非常に期待もしとるわけでありますが、僕もこの前も言いましたけれども、どんなしてこうやって、今現状ではなかなか活性化につながらんが、石破さんのいろんな施策が今後出てくると思っとりますので、それを何とぞ、議会のほうも研究いたしますけれども、行政とも、また情報もいただいて、切磋琢磨してやっていただきたいなと。 先ほど言いましたけれども、里山に来る事業所、恐らくたまげますよ、地域が変わってくるんじゃないかと僕は思っています。まだ言いませんけどね。言うたら足引っ張るのがおってね、なかなかぐあいが悪いので、一応無視しておきますけれども、また相談には行きますけれども、今後またいろんなことを我々も考えていきたと思っておりますので、ひとつ車の両輪のごとく、二元代表制のごとくで、それを実利でいきたいと思っておりますので、今後とものご指導、ご鞭撻賜りますようお願いをいたしまして、一般質問を終わります。 ○安井浩二議長  以上で、本日の日程は全部終了いたしました。 26日は午前9時30分から本会議を開きます。 本日はこれにて散会いたします。               午前11時27分散会--------------------------------------- 地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。 東温市議会 議長   安井浩二       議員   山内孝二       議員   伊藤隆志...